フローリングの床って綺麗ですけど、ワックスを塗り直すなどの手入れが必要ですよね。
我が家は家の床のほとんどがフローリングですが、長らく放置していたせいで結構まだら模様に…
端の方はワックスの光沢が残っていても、よく歩く部分はボロボロに剥げていたりと中々残念な有様です。
まだら模様の上からワックスを塗っても均一にはならないどころか、却って汚くなることは間違いなし!
大変な作業であることは重々承知ですが、重すぎる腰を上げて自分でワックス剥がしにチャレンジしました。
今回は自分でキッチンのフローリングのワックスを剥がした経験から、おすすめの便利グッズやワックス剥離の方法をご紹介します。
フローリングのワックスを剥がした後の作業はワックスの塗り直しですよね。
少しでも簡単にワックスを塗り直すために私が実際に使ったオススメグッズを紹介しています。
自分でワックスを剥がした時に使ったオススメ商品
フローリングのワックス剥がしはワックスの塗り直しをする時に必要になる作業ですが、自分でやると、とにかく時間を取られる重労働。
少しでも作業を簡単・時短するため色々と道具を揃えました。
フローリングのワックス剥離剤
フローリングのワックスを剥がすなら、剥離剤がないと始まらない!というアイテムです。
画像ではリンレイの「ワックスはがし上手」を用意していますが、最近は色々なメーカーから剥離剤が販売されています。
私が使用したのは原液で使用するワックス剥離剤で、ボトルから直接床に撒ける手軽さが特徴です。
「ラグロン」や「アズマ」といった希釈して使用するタイプは使い方によってはバケツを2つ用意する必要があるかもしれませんが、洗剤自体のコスパは圧倒的に原液タイプより良いです。
どれを採用するかはお好みですが、剥離剤をケチケチ使うとワックスを剥がすのに時間がかかりますので多めに使用&多めに用意するのがオススメ。
↓知名度はリンレイの商品が上ですが、ラグロンも高評価の剥離剤です。
リンレイ「オール床クリーナー」と「ワックスはがし上手」の違いは?
ワックス剥離剤といえば「オール床クリーナー」と「ワックスはがし上手」が有名ですが、いずれもリンレイから発売されています。
どちらを購入すべきか迷ったときは、とりあえず「オール床クリーナー」を購入するのが個人的にはおすすめ。(画像では私は昔に買って残ってた「ワックスはがし上手」を使っています。)
理由は「オール床クリーナー」と「ワックスはがし上手」で以下のような違いがあるからです。
「ワックスはがし上手」は薄めてフローリング掃除に使用できるかの記載がありませんでした。
ワックス剥がしは大変な作業なので、ワックスを塗り直す度にできる作業ではない方が多いと思います。
ワックス剥がしをせずに重ね塗りをする前に拭き掃除をするだけでも、汚れをワックスでサンドイッチする可能性が減り、少しは綺麗に濡れるのではないでしょうか。
ですので、使い道の多さから原液タイプでは「オール床クリーナー」の方がおすすめです。
「ワックスはがし専用ブラシ」
「ワックスはがし専用ブラシ」は必須級のおすすめアイテム!
「オール床クリーナー」などのワックス剥離剤を塗った後にはこすってワックスを落とすのですが、スポンジやタオルだと非常に大変な思いをします。
私は一度「ワックスはがし上手」に付いてきたスポンジだけでワックスを剥がした経験があるのですが、スポンジでは二度とやりたくないと思い、施工日の夜にワックス剥がし専用ブラシを購入しました。
「ワックスはがし専用ブラシ」は力が入れやすく広い範囲を擦るのに非常に便利で、これを使えば重労働であるワックス剥がしの大幅な時短に繋がります。
断然おすすめです!
バケツ
剥離剤の拭き上げに使うタオルを洗うのが目的ですので、ご自宅にある物で大丈夫です。
手を入れたりタオルを絞りやすいように大きめのバケツだと便利かな。
希釈タイプの剥離液を使用する場合はバケツを2つ用意しておくと作業がはかどるかと思います。(2Lのペットボトルで希釈するのも良いかもしれない)
イノマタ化学のバケツは中のカゴだけ取り出すことができ、掃除用品をまとめるのにも便利です。
イス・踏み台としても使えますので、1つで何役もこなせる優れものです。
ヘラやスクレーパー
ヘラやスクレーパーもワックスを剥離する時に用意しておきたいアイテムです。
ブラシの入りにくい狭い部分を擦ったり、何度もワックスを塗り重ねて分厚い層になっている時に一気に剥がすのに大変便利です。
広範囲の分厚いワックスを剥がさなければならない時ほど、実力を発揮してくれますよ。
柔らかい物だとワックスを剥がしにくいので少し硬さのある物が使いやすいですが、金属製だと傷になってしまいますのでカーボンのヘラが良いと思います。
スクレーパーはサイズが豊富ですので、好みの大きさのスクレーパーを選べるのも特徴の一つです。
私は最初の内は捨てても良いゴムベラを使用していましたが、柔らかくて使いにくかったです。
しっかりした物を用意するのが断然おすすめ!
私自身、3度目のワックス剥がしの時には大き目のカーボンヘラを用意しました!
タオル
「ワックスはがし上手」や「オール床クリーナー」などの剥離剤を拭き取るのに必要です。
捨てても良いタオルや雑巾を使用してください。
ワックスを剥離する範囲が広い場合はモップも用意しておくと便利だと思います。
新聞紙など剥がしたワックスを包んで捨てられるもの
重ね塗りした分厚いワックスの層をヘラで剥がすと、ドロドロとした塊が出てきます。
タオルで拭く⇒タオルを洗う⇒タオルで拭く
…という作業を繰り返していては、時間がかなりかかるんですよね…
剥がしたワックスの塊は新聞紙などの不要な紙に包んで捨てるのが一番手軽でした!
排水として流すのも排水管が詰まらないか心配になってしまいますからね。
フローリングのワックスを自分で剥がした手順
それではフローリングのワックスを自分で剥がしたやり方を紹介します。
床に置いてある邪魔なものをどかして掃除機でゴミを取ったらワックス剥がし作業スタートです!
剥離剤を使用しますので換気も忘れずに!
まずは剥離前の床の状態をお見せします。
ボロボロのワックスがまだら模様になっていて実に汚い。
ワックスが残っている部分と剝がれかけている部分が一目瞭然ですね。
フローリングを拡大すると状態の悪さが目立ちます。
大変な作業だからってフローリングを放置していると、こんな事になってしまうのよ。
ワックスの塗り直しも大分前にしたっきりでしたからね…。
フローリングを救済しなければならない。
ワックス剥がしの方法は?落とし方を解説!
フローリングのワックスを自分で剥がした手順は以下の通りです。
- ワックス剥離剤(「オール床クリーナー」や「ワックスはがし上手」)をブラシやスポンジでフローリングに塗り広げる。
一度に広範囲に塗ると作業がしずらいだけでなく、剥離剤が乾いてしまうので最大で1㎡くらいを目安に。 - 各剥離剤の説明に記載されている時間放置し、洗剤がワックスに染み込むのを待つ。
- 「ワックスはがし専用ブラシ」やヘラなどで擦ってワックスを剥がす。
スポンジやタオルでも出来なくはないけど非常に時間がかかるので、心の底からワックスはがし専用ブラシやヘラを使用するがおすすめ。 - タオルや雑巾で水拭きし、剥離剤をしっかり拭き取る。
一度では拭き取れないので3回くらい水拭きする。
ワックスを剥離する手順自体は非常に簡単です。
しかし一度に広範囲の剥離が出来ず、水拭きを何度も繰り返すことから時間がかかります。
年季の入ったワックスだと剥がすのも大変になりますので長時間の戦いになります。
大切なことはワックス剥離剤をケチらないこと!
一定の範囲に剥離剤を大盤振る舞いしすぎると水拭きが大変ですが、量が少ないとこびりついたワックスが浮き上がってきません。
ワックスを剥がした後のフローリング
長い時間をかけてワックスを剥がし終えた後のフローリングがこちらです。
まだら模様がなくなり色も非常に明るくなりました。
ワックスを剥離する前と比べると2トーンくらいは明るくなっていますよね。
大変な作業でしたので、ここまででやり切った感すら感じる程です。
だがまだ終わるわけにはいかないのだ。
裸のままフローリングを放置していれば汚れや傷などのダメージを受けてしまいます。
ワックス剥がしが終わった床は、ワックスの塗り直しもちゃんと行わなくては!
実際にワックスを塗り直した作業の手順やオススメ便利グッズは以下の記事でご紹介しています。
そして上の画像がフローリングのワックスを剥がす前と、剥がした後にワックスを塗り直したビフォーアフター画像です。
自画自賛になっちゃいますが、まるで違うお家のフローリングのよう…!
自分でフローリングのワックスを剥がした時のこと まとめ
無事にフローリングのワックス剥がしとワックスがけが完了し、綺麗なキッチンになりました。
我が家のキッチンのフローリングは目測で約2畳くらい。
全行程で5時間ほどかかりましたので、一日がかりの作業です。
なお、ワックス剥がし後の床を乾かす時間とワックス重ね塗りのための乾燥の時間も含んでいます。
一人でやったのもありますし、私の手が遅かったこともあり、作業時間は長くなってしまいました。
二人以上で出来ればもっと時間は短縮できますので、次回は家族を巻き込みたい…!
ワックスを剥離する時に使用したオススメ商品
ワックスを剥がすための剥離剤は無ければ始まらない必須アイテムです。
個人的にはワックス剥離と普段のお掃除の洗剤として2通りの使い方ができることから「リンレイ オール床クリーナー」がオススメ。
広範囲のワックスを剥がす計画がある場合は、希釈タイプの剥離剤がコスパが良いです。
ラグロンの高速リムーバーは高評価のアイテムです。
実際にワックスを剥がす作業には「ワックスはがし専用ブラシ」がおすすめ!
タオルやスポンジで擦っても剥がせますが、これがあると無いとで作業時間・大変さが全然変わります。
ヘラ(スクレーパー)はワックスを一気に剥がしたり、ブラシが入れない部分を剥がすアイテムとしても使えます。
特に広範囲のフローリングのワックス剥がしをする時、何度も重ね塗りして分厚くなったワックスの対処にオススメ!
サイズ展開が豊富ですので、用途に応じた大きさを選べます。
バケツはタオルが洗える大きさのものが便利です。
希釈タイプのワックス剥離剤を使う場合は、複数あると効率よく作業できます。
フローリングのワックス剥がしは大変な作業ですが綺麗になったフローリングを見ると嬉しくなりますよね。
家族にも絶対喜んでもらえますから、床が乾きやすいお天気の良い日にワックス剥がし&ワックスがけにチャレンジしてみてはいかがですか?